やられたらやり返す、倍返しだ!
こんにちは、こうさんです。
今日は、私が以前勤めていたブラック企業へ『倍返し』を決めたお話です。
【地獄の始まり】
今から遡ること10年前のお話です。当時、僕は経営していたビジネスを撤退しなければならなくなりました。(このお話もどこかで書ければと思います。)
ですが、就職活動は意外とあっけなく決まります。
地元のハローワークに行き、パソコンで閲覧して見ると、家から結構近い場所での募集記事を見つけました。
ハローワークの担当の方に電話してもらうと、『それでは面接お待ちしています』とあっさり返事が返ってきました。
翌日、面接に伺いました。
社長さんと専務さんが面接していただきました。
色々と1時間程、話し込んだ結果、すぐにでも来て欲しいと採用いただきました。
無事就職することができたのですが、これが地獄の始まりでした・・・・。
【実態は超ブラック企業】
ハローワークの募集内容には給料は25万、休日は日曜日及び隔週土曜日となっておりましたが、実際は、給料は手取りで20万程度しかも休日は日曜日のみ、土曜・祝日も仕事で年数回、日曜日も出勤させられていました。
年間休日50日程度でした。
しかも、就労時間、早い時は出勤6:00〜
退勤は0:00までと最長18時間、仕事していました。
タイムカードは、17時になると強制打刻笑
当然残業代は付きません。
我ながら、よく死ななかったなと感心しております笑
夜食に、食べたくもないうどんを出されて食べさされていました(これが不味いのなんの笑)
残すと怒られ、汁まで飲み干せと言われました。
家族経営の会社でしたので、家事の手伝いもさせられていました。
社長の部屋の模様替えや買い物の送迎
極め付けは、休みの日に突然社長に呼び出され車で会社へ行ってみると、友達とお寺に花を見に行くのでを送ってくれと言われたこともあります。
ここまでやられてなぜやめないのか?と思われているかと思いますが、転職するには何もスキルがなく、自営を辞めて、借金はありませんでしたが、貯金も無く就職したのですぐ辞める訳にはいきませんでした。
会社はそんな僕を見透かしたかの様に次々と、こき使いました。
【決断の時】
就職して2年が経とうとしていた頃です。
僕は風邪を引いてしまい体調が悪く、早退させて欲しいと社長にお願いしたところ、床で寝とけば治ると言われ、店の片隅の床で寝かされました。
次の日の朝、やはり体調が悪く熱を測ると38度の高熱があり、奥さんに付き添ってもらい病院へ行くと
「インフルエンザですね!」
と医師に診断されました。
そこまで働かす奥さんが悪いと思われてる方がいらっしゃるかと思いますが、念のために説明します。
心配をかけたくないとの思いから、職場での出来事などは、一切言っておりませんでした。
そして、奥さんも共働きでフルタイムでパートに出て家計を支えてくれていたので僕も頑張らないとと思っていました。
今でも奥さんへの感謝の思いは変わりません。
病院から帰宅後、会社に電話をしインフルエンザにかかったので休みますと伝えると、
社長から返って来た言葉が
「明日は休んでいいから、その次の日から出社してね」
と心配すらしてもらえずの返答に奥さんは怒りながら
「こんな会社辞めていいよ!私が倍働いてくるから!」
と言ってくれました。
涙が止まりませんでした。それと同時に僕の心に炎が灯りました。
そして、奥さんにこう言いました。
「ありがとう!その気持ちはすごく嬉しい、でもあと3年間待って欲しい、3年後には必ず転職するから!」
【リベンジ開始!!】
なぜ3年間もこんな会社に務めるのかみなさんは不思議で仕方ないと思います。
しかし、僕には倍返しの方法が見えていたのです。
当時、会社は不景気のあおりをもろに受け、得意先が倒産した事により、売り上げが激減していました。
僕は必死に売り上げを伸ばすため、色々な事にチャレンジしました。
必死に営業活動もし、得意先も増やして行きました。
年上の同僚の方と色々考えたあげく、月間売り上げ1千万をたたき出す仕組みを作り出しました。
会社は息を吹き返し、忙しくなり始めました。
社長は毎日ご機嫌でした。
しかし、相変わらずの傍若無人三昧です。
この5年間、給料の賃金は上がら、ボーナスも好き嫌いで増減するような会社です。
ですが、社長から給料を上げてもいいとの話が来ました。
やっと訪れたのです!倍返しのチャンスが!!
【倍返しだ!】
ある日の事です、私は社長と話す機会をいただきました。
そして、開口一番
「今までお世話になりました、2週間後に退職させていただきます!」
と告げました。
社長は、豆鉄砲でも喰らった様な顔をしてこりました。
なぜ、2週間後かと言いますと、密かに天職活動しており、次の会社からは採用内定いただいており、2週間後から出社する事が決まっておりました。
法律では原則退職届を出してから2週間経過すれば辞めれる事も調べていました。
期間の定めのない雇用、つまり正社員として雇われている一般的な正社員の場合、労働者はいつでも退職を申し出ることができます。
また、会社の承認がなくても、民法(明治29年法律第89号)の規定により退職の申出をした日から起算して原則として14日を経過したときは、退職となります(民法第627条第1項)。
ただし、期間の定めのある雇用、契約社員などの場合は別です。
雇用契約を結んでから1年以内は、やむを得ない事情がないかぎり退職できません。
労働基準法をめちゃくちゃ無視していた会社でしたので当然雇用契約など結んでおらず、僕を止める事は、誰もできませんでした。
社長は怒りまくって発狂しておりましたが、僕には小鳥のさえずりに聞こえるほど心地よかったです笑
3年間の間、僕はPCのスキルも磨き、営業活動も行い、人とのコミュニケーション能力も高め、忍耐力も磨き上げチャンスが訪れるのをじっと待っていました。
そして無事、退職することが出来ました。
こうして僕の倍返しは無事果たされました。
現在は、過去の努力も実ってか、給料は当時の2倍、そして土日祝の休みを掴み取りました。
この記事を読んで下さっているみなさんへ
必ずチャンスは訪れます。だから諦めないでください。
疲れた時は寄り添って下さい。僕にでも、誰でも結構です。
生きていれば、必ず倍返しのチャンスは訪れます。
世の中の苦しんでいる人達が笑って暮らせる様になることを願いこの記事を書きました。